「恥」という感情は、人間が持ちうる最も困難な感情であると言われています。私自身、セルフ・コンパッションを学ぶきっかけになったのも「恥」であり、自分自身が苦しめられてきた感情です。


恥という感情は、群れで生きる人間だからこそ持つ感情です。

群れから離脱すると、サバイバルできる可能性が減ってしまいます。

群れに留まるよう、人間は互いを制裁しました。サバイバルすること自体が困難だった時代には、必要だった機能であり、また非常に上手く機能してくれました。


一方で、恥という感情は、個人の可能性を妨げる要因になりえます。

「失敗したら恥ずかしいから、やっぱりやめておこう。」

「本当は興味があるが、何か言われたら恥ずかしいから、やっぱりやめておこう。」

恥は、新しい一歩を踏み出すことを阻止し、現状に留まらせようとします。


また、恥という感情は、悲しみや怒りといった感情とも複雑に絡んで、

私たちの行動を支配しているにもかかわらず、姿が見えにくいものでもあります。


マインドフル・セルフ・コンパッション(MSC)8週間講座では、丁寧にセルフ・コンパッションを学んだうえで、

セッション6にて、恥について、セルフ・コンパッションの観点から学んでいきます。

恥とは何か、そして、セルフ・コンパッションをどう応用するのか、練習し、恥を解毒することを試みます。


残念ながら、セルフ・コンパッションを学んだからといって、恥という感情を持たなくなるわけではありません。

しかし、セルフ・コンパッションを「恥」という感情に処方することで、新しい関係を築くことができます。


MSC講座では、安心・安全を第一にします。

恥という感情に対して恐れがある方も、無理のない範囲で自分のペースで学べます。

不安がある方は、お気軽にご相談ください。


社会に刷り込まれた自己批判の声 | 優しい生き方 ~セルフ・コンパッション~ (ameblo.jp)